Who is Saint Patrick?

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2月 13, 2018

アイルランドにキリスト教を普及させた聖パトリックとは、どんな人物なのでしょうか?

これまで語り継がれてきた伝説によれば、彼の歩んだ道は壮絶で、現在各地で行われているフェスティバルの様子からは、想像もつかないような生涯を送っています。
実際にはそのほとんどが知られていないともいわれていますが、今回は一般的にもっともよく知られている生い立ちをご紹介します。

聖パトリックは西暦3oo年代後半に、アイルランドではなくローマ市民として、つまり、現在のイギリス人として生まれました(それについては諸説あります)。 父が助祭、祖母が司祭という家庭でしたが、本人はあまり宗教的ではなかったといいます。
しかしあるとき、その人生を大きく決定づける出来事が起こりました。
16歳のとき、アイルランドの海賊に誘拐され、奴隷として売られてしまうのです。
それから6年間羊飼いとして働かされ、そのつらい生活の中で聖パトリックは宗教に目覚め、神と対話ができるようになりました。

そして脱走したのちイギリスへもどると、宣教師としてアイルランドに赴くよう、神から啓示を受けます。彼はその言葉どおりにアイルランドに戻って、キリスト教の普及につとめたのでした。
しかし、そこでの暮らしは決して順風満帆ではなく、暴力や逮捕、命を奪われる危機にまで遭ったという逸話も残されています。

聖パトリックを象徴するもっとも有名なエピソードに、彼がアイルランドにいるすべての蛇を追い払ったという話があります。しかし、もともとアイルランドでは、最終氷期以降から蛇は生息していなかったとの説も。
そういったことから、このストーリーでの「蛇」は、「土着信仰」や「異教徒の文化」を表すたとえであるといわれています。

次回は、もう1つの聖パトリックの象徴で、アイルランドの国花「シャムロック」についてお話したいと思います。
どうぞお楽しみに!

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