A Little Lecture of Irish History

<侵略の時代>
アイルランドの地に人々が住み始めたのは、約7000年前のことです。432年、聖パトリックによってキリスト教が伝えられました。その後数百年にわたって、修道院を中心に芸術・学問・文化が発展。9世紀~10世紀にかけて、バイキングが襲来し、ダブリン、コークなどの都市をつくりました。12世紀にはノルマン人によってアイルランドの大半が制圧され、続いてイングランド王の支配下に置かれました。

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<ジャガイモ大飢饉>
1840年代、アイルランドはジャガイモの不作から大飢饉に見舞われます。100万人が飢えや病気で亡くなり、当時の250万人(人口の4分の1)の移民を生み出しました。この人口流出はSt. Patrick's Dayが世界中で祝われている要因の1つです。アイルランドからの移民の多いアメリカでは、川を緑に染めるなどして盛大に祝われています。

<アイルランド独立戦争>
1916年、ダブリンでイースター蜂起が起こり、人々は共和国樹立を宣言。その後、独立戦争に発展します。1921年にイギリスとの間で条約が結ばれ、アイルランド島の一部の県が集まってアイルランド自由国が誕生しました。1937年に新憲法が制定され、国名はアイルランドと規定されました。1949年、最後まで残っていたイギリスとのつながりを断って、公式にアイルランドは独立共和国となったのです。

イギリスの一部として残った北部6県・北アイルランドでは、長く紛争が続いていましたが、1998年に和平合意が結ばれ、連帯・平等・相互尊重に基づく新しい関係がスタートしました。