世界が認めるアイルランド文学

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3月 8, 2018

「国民ひとりあたりが買う詩集の数が世界一多い国」。

これはアイルランドのことを示す、とある一説です。

 

文豪大国として知られるアイルランドは、長年にわたってすぐれた文学を生み出しており、これまでノーベル文学賞作家を4人も輩出しています。

 

そのはじめての受賞作家となったのが、詩人で劇作家のウィリアム・バトラー・イェイツ。

アイルランドで19世紀後半から盛んになった「文芸復興運動」で、イェイツはその中心人物となり、積極的に運動を牽引しました。

そのなかでアイルランド民話の編纂に携わったほか、アイルランドの神話や伝承を土台にした、数多くの劇を創作。

実は日本の能も、彼の戯曲に影響を与えたといいます。

 

ノーベル文学賞作家にはイェイツのほか、文学者以外にも多彩な顔をもつジョージ・バーナード・ショウ、劇作家のサミュエル・ベケット、そして詩人のシェイマス・ヒーニーがいます。

 

また、世界的に有名なアイルランド人作家には、オスカー・ワイルド(代表作:『幸福の王子』、『ドリアン・グレイの肖像』、戯曲『サロメ』)、ジェイムス・ジョイス(代表作:『ユリシーズ』)なども挙げられます。

 

アイルランドの首都ダブリンで生まれたワイルドは、イギリスに渡り、次々と話題作を生み出しました。彼の作品のみならず、その奇抜な身なりや派手な言動、生きざまは、世界中に影響を与え続けてきました。

ジェイムズ・ジョイスの代表作『ユリシーズ』は、20世紀を代表するもっとも偉大な小説の1つとして広く認められ、多くの作家たちにも影響を与えてきました。ダブリンを舞台にしたこの物語は、ホメロスの『オデュッセイア』の構成を借りた作品とされています。

 

そのほか、『ガリバー旅行記』のジョナサン・スウィフト、吸血鬼『ドラキュラ』のブラム・ストーカーも、アイルランド人の作家です。

 

銅像となった彼らが今も佇む、ダブリンの街。

アイルランドを訪れる際には、そんな文学作品を片手に、作家ゆかりのパブに行ってみるのはいかがでしょう?

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