アイリッシュ・ダンスを踊ってみよう

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3月 10, 2018

アイルランドを象徴する代表的な文化のひとつ、アイリッシュ・ダンス。

「ショー・ビジネスの奇跡」と称され、今も世界で興行される『リバーダンス』も、伝統的なアイリッシュ・ダンスをベースに創作された舞台作品です。

 

実際には、アイリッシュ・ダンスと一言で言っても、その種類はさまざまです。

おおまかに分類すると、ペアやグループで踊るグループダンスと、ソロダンスの2つ。

その中でも、さらに枝分かれしていきます。

 

もともとヨーロッパではじまったとされるダンスですが、いつ頃からどのようにして、アイルランド固有のダンスは誕生したのでしょうか。

 

古くからダンスが盛んだったアイルランドですが、18世紀になると、村々を巡回しながらダンスを教える人々が登場しました。

その呼び名はトラベリング・ダンシング・マスター」。

パイプ奏者やフィドラーなどのミュージシャンを引き連れた彼らがやってくると、村の人々は大歓迎。いろんな人たちが混じり合って、数週間ものあいだ、ダンスを教わる日々が続いたといいます。

こうしてアイルランドでは、ダンスは上流階級のたしなみとしてだけではなく、日常の娯楽として一般市民に解放されていきました。

 

なかでも重要だったことは、ダンシング・マスターたちは幅広い種類のダンスを教えるなかで、土着のアイルランド音楽をつかっていたということです。

それによって、セットダンスなどのアイルランド独自のダンスが誕生し、また、それぞれの地域ごとにもバリエーションが生まれ、異なったスタイルが伝承されていきました。

 

そうしたなか、「アイリッシュ・ダンス」としての定義づけが行われるようになったのが、独立運動の気運が高まる19世紀末のこと。

アイルランド語の保護と伝統文化の復興を掲げて設立された「ゲーリック・リーグ」が、各地それぞれのスタイルで踊り継がれていたダンスの中から、自国としてのダンスを選別するようになったのです。

そのようにして「アイリッシュ・ダンス」となるものは、1920年代から30年代にかけ、意図的に確立されていきました。

 

ときにはダンスを踊ることで、人々はカトリック教会から不道徳だと厳しい視線を浴びたり、さらにはその行為を禁止する法律までも施行されます。

 

しかしそれでもアイルランドの人々は、ダンスを愛し、踊り続け、いまでもその文化は、彼らの日常の一部として受け継がれています。

 

そんな数々のストーリーに満ちたアイリッシュ・ダンスを、あなたもぜひ一緒に踊ってみませんか?

当日、アイラブアイルランド・フェスティバルでは、みなさんがアイリッシュ・ダンスを体験できるブースをご用意しています。


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コールタス・キョールトーリ・エーレン日本支部(CCÉジャパン)
伝統音楽とダンスの振興団体であるCCÉジャパンのブースでは、音楽、ダンス、歌のワークショップ、音楽のセッション、ダンスのパフォーマンス、生演奏で踊るダンスの集まり「ケーリー」など多彩なプログラムを用意しています。スケジュールをチェックして遊びに来てくださいね→
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